シミ・そばかすSpot
シミでお悩みの方へ
シミと一言で言ってもさまざまな種類があります。加齢とともに、1種類のシミではなく複数の種類のシミが重なって存在する例が多くなり、治療はより複雑になります。
加齢、紫外線、女性ホルモン、炎症、ストレス、肌への刺激や負担、生活習慣や環境、喫煙など、シミを生じる原因は多岐にわたります。シミ=レーザー治療と考える人も多いのですが、レーザー治療で悪化するシミもあります。気になるシミがある方は一度ご相談ください。当院では、皮膚科専門医がどの種類のシミなのかを見極めて最適な治療方針を検討してご提案いたします。診察を受けたからといって必ず治療を行う必要はありません。
2026年2月〜ピコウェイを導入しました。メニュー詳細が決まり次第アップします。
【シミの診断や治療で来院される場合のお願い】
ご来院の際は、できる限りメイクをしない、または日焼け止め程度の薄いメイクの状態でお越しください。拭き取りだけでは診察が不十分なこともあり、またアイメイクは非常に落ちにくいため施術前のクレンジング洗顔の後でももラメなどが残ります。メイクの残りは診断も治療そのものにも大きな影響が出ます。
多くの治療で、施術や診察終了後にメイクを直して帰宅が可能です。ご来院の際はできる限り薄いメイクでのご来院をお願いします。
【美容目的の診療は保険適用外です】
シミが悪性かどうかの検査や診察は保険診療ですが、シミの鑑別診断や美容治療に関する方針決定・詳細な説明は自費診療です。
また当院では、肝斑治療やシミ対策・美肌ケアとしてのビタミンCやトラネキサム酸の内服薬の処方は、全て自費診療です。予めご了承ください。
シミの種類
老人性色素斑
加齢によって生じる色素斑で、紫外線が当たりやすい手、顔、腕などに生じます。境界が比較的はっきりした褐色のしみで、老人性という名前ですが、紫外線にあたる頻度などにより20代でも見られます。数や範囲、許容できるダウンタイムなどによって治療方法は異なります。ご相談ください。
2026年2月ピコレーザー治療開始しました。
肝斑(かんぱん)
皮膚への摩擦、慢性的な微細な皮膚の炎症、女性ホルモンのバランスが関与してできると考えられています。20~40代の発症が多く、頬などに左右対称のぼんやりしたシミができます。高齢になると目立たなくなりますが、それまでは再発を繰り返します。また一般的なシミに対するレーザー治療では悪化することがある厄介なシミです。肝斑と老人性色素斑との合併も多く、老人性色素斑のレーザー治療などにより老人性色素斑が薄くなった後に、同じ部位に元からあった肝斑が濃くなり目立ってしまうこともあります。
肝斑では他のシミと違い皮膚への慢性的な摩擦が要因となっている例があり、スキンケアの見直しにより色調が改善することもあります。トラネキサム酸の内服や美白剤の外用に加え、スキンケアの見直しも治療の一環です。
肝斑は、他のシミのように「取る、治す」のではなく、「薄くする」「再燃を防ぐ」ことを目標に適宜治療しながら”付き合っていくシミ”とお考えください。
脂漏性角化症(老人性いぼ)
茶色いしみが盛り上がったように見えたり、触れるとほんの少しざらざらしています。加齢に伴って増えますが、早い方は20代でもでき始めます。明らかに隆起していると”イボ”と呼ばれますが、隆起がほぼ目立たない場合は”シミ”と認識され、実際にはシミと混在または連続していることも多くあります。
脂漏性角化症は、顔や首だけでなく体幹などにも多発することがあります。皮膚の浅い部分の組織が少し増殖して厚くなっているので、その部分をレーザーで削る治療(炭酸ガスレーザー)や表層を軽く電気で焼く治療(デルマトロン)を行います。比較的短時間で終わり、安全性の高い治療です。
炎症後色素沈着
ニキビ、摩擦、ケガ・ヤケドの後、湿疹などの炎症によって皮膚にメラニンが増えてしまってできているシミです。摩擦や紫外線二より濃くなる、消えるまでの時間が伸びます。肌の新陳代謝とともにメラニンが排出されるため、治療を行わなくても数ヶ月〜半年程度で徐々に薄くなっていくことが多いですが、年齢が上がるにつれて、薄くなっていくスピードは遅くなります。できるだけ早く改善させたい場合、美白剤やピーリング+導入などを組み合わせて治療を行います。
雀卵斑(じゃくらんはん)
いわゆる、そばかすです。小さくて茶色い斑点が鼻〜頬全体にできます。遺伝的な要因が強く、美白化粧品などでは消えません。思春期に増加しますが20歳代には薄くなることもあります。ただし紫外線を多く浴びると濃くなります。光治療(セレックV)などで治療を行います。治療で軽快後に再発することもあります。
スポットの治療
ピコスポット
ピコウェイは、ピコ秒(1兆分の1秒)という非常に短い時間で照射するピコセカンドレーザーです。従来のレーザーよりも皮膚表面への熱ダメージを抑えながら、しみ・くすみ・肝斑・色むら・毛穴・肌質改善など、さまざまなお悩みに対応できる治療です。
ピコウェイでは532nm, 730nm, 1064nmの3つの波長でのスポット治療が可能です。疾患やシミの色調や深さにより医師が波長を選択して照射します。
注意事項
- 施術時間
- 小範囲のシミの場合、治療時間は1〜数分です。
- 治療頻度
- 基本的に短期間内で繰り返して行う治療ではありません。1回照射を行い結果を慎重に確認してから、再度治療が必要になることがあります。ADMなど深いアザに分類される症状の場合は、数ヶ月〜半年ごとに数回の治療が必要です。
- ダウンタイム
- 1週間はテープ保護が必要です。シミがかさぶた化、黒くなります。
- 施術中の痛み
- 輪ゴムで弾かれるようなと表現されることの多い痛みです。
- 副作用・リスク
- 赤み、かさぶた・シミの濃変、炎症後色素沈着(1〜数ヶ月)
- 洗顔・シャワー・入浴
- 洗顔は可能ですが、テープ保護は必須です。照射部位以外のメイクは可能です。
料金(税込、1回の施術)
| ピコスポット(医師施術) 1㎝径 | 1箇所 11,000円 |
|---|
CO2レーザー(脂漏性角化症)
CO2(炭酸ガス)レーザーは、ホクロ(ホクロのレーザー治療に関しては該当ページをご参照ください)など小腫瘍の治療に使われます。組織を蒸散させて薄く削るように除去できる機器で、盛り上がりや厚みを持つ脂漏性角化症には適した治療です。
治療後は、浅く削られた”すりキズ”様になります。すりキズが上皮化する(新しい皮膚ができる)まで1週間程度は傷を保護する必要があります。キズが乾いてカサブタになった状態を治ったと自己判断して傷の保護を中断してしまうと、炎症後の赤み・色素沈着が長引く原因となります。当院では必ず施術後の診察を行い、傷の保護を終了して良いかどうかお伝えしています。
注意事項
- 通院回数
- 約1週間後に必ず傷を診察します。傷の経過によってはその後も通院が必要な事もあります。
- ダウンタイム
- レーザー後の傷には、絆創膏や創傷保護剤による保護が1週間程度必要です。
傷が治った後には赤みや色素沈着が起こりますが、数ヶ月〜半年程度で徐々に落ち着きます。 - メイク
- 治療部位以外は、洗顔やクレンジング・メイク全て当日から可能です。
治療部位は、当日から洗顔・クレンジングは可能、メイクは再診日にキズが治っていることを確認した後は可能です。 - 合併症・リスク
- 軽度の赤み、色素沈着(数ヶ月〜半年程度)、まれに軽度の凹み
- 治療経過
- 1週間程度で傷が自然治癒します。完全に新しい皮膚がはるまでは、傷の表面が乾燥しないよう傷を保護する必要があります。
- 洗顔・シャワー・入浴
- 洗顔は施術当日から可能です。泡で擦らず優しく洗ってください。洗顔後は清潔なガーゼやタオルでそっと吸い取るようにしてください。
料金(税込、1回の施術)
| 局所麻酔代(冷却のみで施術可能な場合は不要) | 1,100円 |
|---|---|
| 脂漏性角化症・軟性線維種(~1mm) | 3,300円 |
| 1mmをこえるもの | 1mmごとに1,100円追加 |
| 再診料(術後チェック) | 1,100円 |
別途診察料がかかることあり。料金表のページ参照。
未成年者の施術に関してお願い
未成年者の自費診療の場合は、保護者ご同席での説明とご同意をいただくことにしております。
※当院では高校生は満18歳を迎えていても未成年者と同等の扱いとしています。
デルマトロン
デルマトロン治療は、微弱な電流で皮膚表面をごく薄く焼き皮膚の再生を促します。再生が促されることでメラニン色素が排出され、シミが薄くなります。軽いピリピリとした痛みがありますが、施術時間も短く、局所麻酔は不要です。絆創膏の保護が不要で、当日からメイクや洗顔も行うことができます。
隆起の程度が少ない脂漏性角化症で、絆創膏保護が難しい方には良い治療です。厚い大きい脂漏性角化症では、この治療よりもCO2レーザーでの治療をお勧めします。表層にしか作用しないため、炎症後色素沈着が起きにくいメリットもありますが、深いシミへの効果が期待できません。
治療の適応:皮膚表層にあるシミや小さいイボ
※全てのシミやイボがこの治療の適応になるわけではありません。
デルマトロン治療の特徴
- 炎症後色素沈着やキズ跡のリスクが低い
- 炎症後色素沈着のリスクが低いですが、治療回数はレーザー治療の方が優れています。
- 治療部位を選ばない
- 色に反応させて治療するレーザーや光治療では、日焼けした肌のように濃い色調の肌では副反応が強く出やすい、また毛のある部分への治療は行いにくい、という難点があります。デルマトロンは皮膚の色調に影響を受けないため、濃い色調の部分や眉毛部分も治療可能です(日焼け直後の炎症がある肌にはお勧めしません)。
施術の流れ
- STEP1
- 時計やスマートフォンなど精密機器を身体から離し、治療部位の化粧や汚れを拭き取る
- STEP2
- 処置時間は1箇所につき数十秒〜1分程度。絆創膏保護は不要で上からメイクも可能です。
- STEP3
- 摩擦と乾燥を避けて過ごして約4週間後に再診。 治療回数の目安:同じシミに対して1-3回程度。
顔全体・広範囲の治療
セレックV(光治療・IPL・フォトセラピー)
セレックVは、幅広い波長の光を使い分けることが可能な光治療器です。シミが多発しているような方にお勧めです。光治療の波長には、赤みを抑える作用や、繰り返し受けることで毛穴の目立ちの改善、ハリツヤの改善などの作用があるため、シミだけでなくくすみ・赤みなど色ムラがある方、小ジワやハリの低下などエイジングサインが気になる方にもお勧めです。
- 波長を切り替えて幅広い悩みに対応可能
- ヘモグロビンの【赤】(→赤みや血管拡張) / メラニンの【黒】(→シミやそばかす)、ぞれぞれの色に合った波長のフィルターに切り替えて照射することが可能で、一回の施術で異なるターゲットに対する治療が同時に行えます。
- 優れた冷却機能
- 肌にあたる部分の冷却機能が優れていることにより、レーザー治療や光治療の合併症である熱傷(ヤケド)のリスクが低くなり、治療中の痛みやダウンタイムもかなり抑えられています。
- 温熱効果
- 光治療では、色に対しての直接の作用だけでなく、皮膚の内部で発生した熱刺激によって線維芽細胞の働きが活性化してコラーゲンがつくり出され、肌のキメやハリを改善する効果も期待できます。光治療を繰り返し行うことは若々しい肌を維持する助けとなります。
セレックVの治療効果
小ジワ、しみやそばかす、くすみ、小鼻・ニキビの赤み、肌のハリ・キメなどの改善
※光治療器でのシミ治療は、シミを一回で取り切るものではありません。限局したシミとり治療をご希望の場合は、レーザーの方が効果が優れています。
光治療の最大のメリットは広いお悩みに対応できること、ダウンタイムが少ないこと、繰り返すことで肌のハリや質感の改善といった美肌効果です。
治療の詳細について
洗顔後に、毎回医師が前回後の反応と現在の肌状態を確認してその日の照射の波長や出力を決定します。洗顔も含め、顔全体で1時間程度の施術時間がかかります。
表層にある比較的濃いシミには早い段階で十分な反応が見られることもありますが、通常は3-5回程度の継続的な治療をお勧めしています。
肝斑の悪化リスクが高い部位には、よりリスクの低い波長に切り替えて照射します。また肝斑の治療薬の併用をお勧めすることもあります。
内服セット 1ヶ月分 ¥3,300〜
明らかに肝斑の増悪が懸念される場合には、より悪化させにくいピコトーニングをお勧めすることがあります。
小鼻の赤み・毛穴の目立ちなどのお悩み部分にも適した波長に切り替えて重ねて照射を行います(オプションの料金はかかりません)。
お勧めの治療間隔:1~1.5ヶ月
注意事項
- 治療回数
- 肌の状態やお悩みによって推奨される回数や頻度は異なります。基本的に最初の数回は1ヶ月に1回の間隔で照射を受け、その後は状態に合わせて間隔を空けての治療をお勧めします。
- ダウンタイム
- 顔全体のダウンタイムはほとんどなく、ふわっとした赤みが数十分〜数時間程度ある程度です。施術後すぐメイクをしてご帰宅いただけます。
シミや赤みなど局所的なお悩みに対して効果の高い治療を行った部位は、赤みが出たり数日後に薄いカサブタになることがあります。 - 治療の痛み
- セレックVには優れた冷却機能があり照射時の痛みを軽減します。軽い痛みを感じることがありますが局所麻酔は必要ありません。
- 副作用・リスク
- まれですが、施術後に数日間、赤みや皮むけが起こることがあります。また、しみ治療を受けた場合には、かさぶたができて、自然に剥がれて治りますが、これは正常な経過であり副作用ではありません。肝斑(炎症性のシミ)は悪化の可能性があり慎重に照射する必要があります。
- 洗顔・シャワー・入浴
- 当日から可能です。ただし施術を受けた部位をこすらないようにご注意ください。
- ケア
- 擦らず、保湿を心がけ、紫外線ケアにお気をつけください。
セレックVの料金(税込、施術1回分)
| 全顔(下記オプションの追加が可能) | 27,500円 |
|---|---|
| 全顔オプション:ケミカルピーリング | 5,500円 |
| 全顔オプション:エレクトロポレーション | 7,700円〜 |
別途診察料がかかることあり。料金表のページ参照。
未成年者の施術に関してお願い
未成年者の自費診療の場合は、必ず保護者ご同席での説明とご同意をいただいています。
※当院では高校生は満18歳を迎えていても未成年者と同等の扱いとしています。
エレクトロポレーション(ケアシスS /ダーマインフューズ)
エレクトロポレーションとは、特殊な電流の力で一時的に皮膚にミクロな穴※を開け、塗布した美容液や薬剤の有効成分をその穴から肌の深い層にまで導入する技術です。 ※ミクロな穴は導入の時のみ空いています。
イオン導入と比べて、より多くの種類の薬剤を導入でき、またヒアルロン酸などの高分子の成分も導入が可能な点が優れています。ノンニードルセラピーと言われ、針を用いずに肌の深い層にまで導入できる人気の高い施術です。当院ではケアシスSとダーマインフューズいう2種の機器を使用しています。
安全性が高く、敏感なお肌の方にも安心して受けていただきやすい治療です。シミ・シワ・ハリ低下・美白など様々なケアが可能であり、繰り返し施術を受けることも可能です。単体でも良い治療ですが、光治療やレーザーなど他の機器での治療の合併症の軽減や相乗効果が期待できるため、他の機器での治療と併用(お得なオプション価格となります)で受ける方が非常に多い治療です。
注意事項
- 施術時間
- ケミカルピーリング+導入で、洗顔から終了まで約1時間かかります。
- 治療頻度
- 特に制限はありません。ケミカルピーリングと併用する場合は3-4週間ごと。
- ダウンタイム
- ダウンタイムはなく施術後のメイクも可能です。
ケミカルピーリングと併用して行った場合は、治療後のメイクはお控えください。 - 施術中の痛み
- 痛みはほぼなく、額など骨の部分で響くような感じやピリピリ感を感じるケースがありますが、電圧を下げることで解消します。状況や併用する施術によって温冷のモードを切り替えて行いますが、通常気持ち良いと感じる方も多い施術です。
- 副作用・リスク
- ほとんど副作用はなく、まれに使用薬剤によって赤みが起こる程度です。
- 洗顔・シャワー・入浴
- 当日も問題なく行っていただけます。
料金(税込)
| ペップビュープラス | いろどりオリジナル | レナトスTaプラス | |
|---|---|---|---|
| エレクトロポレーションのみ | 18,700円 | 17,600円〜 | 16,500円 |
| ピーリング+エレクトロポレーション | 20,900円 | 19,800円〜 | 18,700円 |
| セレックVと併用時 | 9,900円 | 8,800円〜 | 7,700円 |
別途診察料がかかることあり。料金表のページ参照。
ケミカルピーリング
酸を顔全体に塗布して古い角質を取り除く治療法です。ターンオーバーの正常化を促し、メラニンの排出が促進されます。レーザー治療や日焼けやニキビ痕などの炎症後の色素沈着にも有効です。毛穴の開きや黒ずみにも効果的で、くすみの改善、ハリの回復にも役立ちます。濃度や塗布する時間も調整し、敏感肌の方でも安心して受けられるようにしています。
電気の力で目に見えない小さい孔をお肌に作り美容成分を浸透させる導入(エレクトロポレーション)とピーリングの併用は非常に有効です。
ケミカルピーリングは昔から行われている地味な治療ですが、その分安全性や効果もわかっており安心して受けられる治療です。繰り返し治療を受けると、年齢とともに失われたツヤや透明感が少しずつ回復します。
サリチル酸マクロゴールピーリング
一般的なピーリングで使用されているグリコール酸(AHA)と比べて、サリチル酸(BHA)はより高い角質軟化や除去の作用が期待されます。同じサリチル酸でもエタノールで溶解されたものは痛みや炎症などのリスクがありました。これに代わりサリチル酸をマクロゴールという基剤で溶解したものは、角質層だけに反応して軟化・除去が可能となり、副作用を起こすリスクを最小限に抑えることができるようになりました。
高濃度のサリチル酸マクロゴールは、角層や角栓に対して十分な効果と安全性が証明されているピーリング剤です。
乳酸ピーリング
乳酸ピーリングは、他のピーリングと比較して肌への刺激が比較的抑えられており、美白効果や保湿効果もあるのが特徴です。肌質を見て医師が適切な濃度を選択します。 乳酸ピーリングは、ニキビ・毛穴治療よりも、くすみやシミ、美白、老化予防など、より大人世代の方の美容治療で選択することが多い薬剤です。若い方でも肌が弱い方では乳酸を選ぶこともあり、メラニン排出を促すことによるニキビ跡の色素沈着を改善する効果が期待できます。
ピコトーニング
肝斑は、改善しても再燃(再び濃くなる)を繰り返す色素異常症です。レーザーや光治療でシミ取りをしようとするとその刺激により悪化する特徴があります。そのため肝斑の治療は、内服やスキンケアなど守りの治療、ケミカルピーリングなどでターンオーバー・メラニン色素の排出を促すことを目的とした治療が主体となります。
トーニングとは、弱い出力のレーザーを肌に広く均一に照射する治療です。メラニンを少しずつ分解して排出させることで、肝斑やくすみ、色むらを改善します。
注意事項
- 施術時間
- 洗顔・VISIA撮影を含めて30−40分程度です。
- 治療頻度
- 4週間ごと、3−5回程度。
- ダウンタイム
- ふわっと淡い赤みが出ることがあります。メイクして帰宅可能です。
- 施術中の痛み
- ほぼ痛みはありません。
- 副作用・リスク
- 軽度の赤み(短時間)。稀に肝斑の増悪(まれ)
安全性の高い治療ですが、長期間漫然と行うことは推奨しません。 - 洗顔・シャワー・入浴
- 当日も行っていただけます。
料金(税込、1回の施術)
| ピコトーニング(看護師施術) | 19,800円 |
|---|
肝斑ポテンツァ
肝斑は、改善しても再燃(再び濃くなる)を繰り返す色素異常症です。刺激を与える治療により悪化する特徴があるため、内服やスキンケアなど守りの治療、機器の治療でもレーザートーニングやケミカルピーリングや導入などターンオーバー・メラニン色素排出を促進する治療が主体です。
近年ポテンツァなどニードルRF機器の肝斑に対する作用が明らかになってきました。ポテンツァの肝斑に対する作用は、メラニン色素への直接作用ではなく、メラニン産生が亢進している部分の再生・正常化によるものとされています。メラニンを作る根本の部分の再生により、肝斑の改善や再発予防効果が期待できます。
肝斑モードでは施術時の痛みが少なく麻酔が不要です。色ムラと毛穴ケア・ハリアップなどの効果も同時に期待できるため、エイジングが気になる方にはお勧めできる治療です。
注意事項
- 施術時間
- 洗顔・VISIA撮影を含めても30分程度です。
- 治療頻度
- 4-6週間ごと、3−5回程度。毛穴の改善などで定期的に続ける方もいます。
- ダウンタイム
- 淡い赤みがあります。直後のメイクはお控えください。翌日からメイク可能です。
- 施術中の痛み
- S16という専用のチップを用います。他の治療と比べて痛みはかなり少なく、麻酔無しで行います。
- 副作用・リスク
- 軽度の赤み・ひりつき(短時間)。稀に肝斑の増悪(まれ)
- 洗顔・シャワー・入浴
- 当日も行っていただけます。
料金(税込、1回の施術)
| 肝斑ポテンツァ(麻酔なし) | 33,000円 |
|---|
ハイドロキノン外用
ハイドロキノンはメラニン色素をつくる酵素のチロシナーゼの働きを弱めて色素の産生を抑えます。ハイドロキノンは、炎症後色素沈着や、レーザー治療などで濃くなることも多い肝斑などに対して有効な治療です。くっきりした濃いシミを取る効果はあまり期待できません。
美容治療としては国内でも長い治療実績があり効果と安全性もわかっている治療ですが、長期間の使用による不可逆的な(元に戻りにくい)副作用も近年報告されていることから、適切な治療期間での使用が美容皮膚科学会などでも推奨されています。
当院では、まずハイドロキノンの効果が期待できるシミかどうかを見極めるのと同時に、長期間続けるのではなく治療と考えて期間を決めて使用するようお伝えしています。注意点をお伝えすることで、この成分の効果を最大限に発揮し、副作用のリスクを軽減することに努めています。
使用上の注意事項
- 使用条件
- 傷、湿疹などの肌に炎症やトラブルがある場合には悪化する可能性があるので使用できません。
- 刺激反応
- 塗布部位に赤みやかゆみ刺激感を感じる事があります。その場合は使用を中断してご相談ください。
- UVケア
- ハイドロキノンによる治療中は、紫外線による色素沈着を起こしやすいため必ずUVケアを行ってください。
- 副作用
- 近年、色素脱失(白く抜ける)や色素沈着(色が濃くなる)という合併症が報告されています。上記の赤みや痒みと違い、使用を中止しても元に戻りにくい反応です。これらのことから、ハイドロキノンを美白ケアの化粧品のように長期間使うことは当院ではお勧めしていません。
これらの副作用は、個人輸入による高濃度製剤の使用や擦り込んで塗るなど不適切な使用法により起きる危険性が高くなるとされています。使用にあたってはくれぐれもご注意ください。 - 塗布するタイミング
- 洗顔して保湿などのスキンケアを終えてから、最後に気になる部分にのみハイドロキノンクリームを優しく塗布してください。
- 仕様上の注意
- ハイドロキノンは医師が診察の上でお渡しする薬剤です。 効果が高い反面、副作用もあり、漫然と使い続けると治りにくい合併症を起こすこともあります。またすべてのシミにハイドロキノンが高い効果を発揮するわけではありません。「シミに良い」などと他の方に譲ったりすることは危険です。
料金
| DRX ハイドロキノクリーム(ロート) 6g | 2,420円(税込) |
|---|---|
| HQクリア(ガウディスキン) 30g | 7,920円(税込) |
内服薬(トラネキサム酸・ビタミンC・Eほか)
トラネキサム酸とビタミンC/Eとの併用の内服療法は肝斑治療のスタンダードです。炎症性色素沈着に用いることもあります。
トラネキサム酸は古くから用いられており、安全性の高い薬剤ではありますが、副作用として、肝機能障害や血栓症のリスク上昇、消化器症状や頭痛、月経異常の報告もあります。血栓症のリスクが上がり始める更年期以降・ピル服用中の方では、他の薬剤を提案しています。
トラネキサム酸に関しては、下記をご理解ください。
・内服だけで肝斑を完治させる治療ではない
・老人性色素斑など肝斑以外のシミへの効果は期待できない
・美白・美肌のサプリメントやスキンケアのように長期続けるものではない
美容目的である以上、効果がある薬でも内服による身体へのリスクの回避を最優先に考える必要があります。
治療効果を最大限に、かつ副作用のリスクを軽減するために、当院では下記のように治療を行っています。
・悪化要因である紫外線や摩擦を適切に避ける
・内服期間を3ヶ月程度に区切り、一旦休薬
・1日量を500mgとする(最近の報告では、この量で効果があるとされる)
肝斑は、紫外線や摩擦などの要因が深く関連することも多い、一旦良くなっても再燃(再び濃くなる)しやすく完治はしづらい、が特徴です。
摩擦など悪化要因の回避を徹底的に行い、3ヶ月程度で治療効果を判定して一旦休薬としています。再び濃くなってきたら再度治療を行います。
美容目的の治療は全て自費診療です。
当院では保険診療での、トラネキサム酸およびビタミンCなどの処方は行っておりません。ご了承ください。
料金(税込)
| 診察料(処方料含む) ※処方と診察のみ(施術なし)では毎回発生します。 | 初診3,300/再診2,200円 |
|---|---|
| 内服セット 1ヶ月分 | 3,300円 |