セレックVCellec

セレックVCELLEC V

セレックVとは

セレックVは、シミ・そばかす・くすみ、酒さ(赤ら顔)やニキビ痕の赤み、毛穴など様々なお悩みの改善目的に使用する光治療(IPL)機器です。
セレックVから照射される光はその波長によりターゲットとする色や物質が異なります。シミやそばかすの黒~茶色(メラニン色素)に反応しやすい波長、血管や赤ら顔の赤み(ヘモグロビンの色)に反応しやすい波長、など広範囲の波長の光を照射することができます。セレックVは、フィルターを交換して波長を選択することで、複数のお悩みに対応することが可能です。
セレックVには、ニキビ用(ニキビ菌の殺菌)、赤み病変治療用、シミやそばかす治療用、脱毛用、など9種類のフィルターがあります。症状や肌の色調に合わせてフィルターを選択します。決まった設定・ショットで繰り返すのではなく、毎回医師が診察した上で波長や出力などを決定しています

適応・効果

シミ・そばかす、くすみ

お顔全体のくすみ、またそばかすや小さいシミがたくさんある場合、セレックVはお顔全体に照射できるので同時に治療が可能です。


赤ら顔(酒さ)、肌の赤み、ニキビ痕の赤み

酒さでは、丘疹(ブツブツ)の症状は飲み薬や塗り薬で軽快することがありますが、ベースとして残る赤みには、保険診療の範囲内では効果が期待できる治療法はほぼありません。太く拡張した血管に対する効果はVビームなどの血管系レーザーに劣りますが、顔全体の赤みなどには光治療(IPL)は内出血のリスクも低く良い選択肢です。セレックVは赤みに対応する血管系フィルターも豊富で、酒さによる赤ら顔の症状やニキビ痕の赤みなどを改善する効果があります。


毛穴開き

全世代に共通してお悩みの方の多い“毛穴”。毛穴に対しては様々なアプローチでの治療が行われていますが、セレックVなどの光治療も熱の効果により毛穴の開きへの作用が期待できます。治療を繰り返すことで少しずつ毛穴の目立ちを軽減して質感を改善する効果があります。


小ジワ、ハリ

セレックVの治療を繰り返すことで温熱効果によるコラーゲン新生が起こり、小ジワや肌の質感を改善、しハリやツヤをもたらす効果が期待できます。

セレックVが向いているお肌

複数のお悩みをお持ちの場合

上記のすべてのお悩みが混在している場合、セレックVは非常に良い選択肢です。それぞれのお悩みに適したフィルターに切り替え重ねて照射することで、少しずつお悩みを改善していけるのがセレックVの良さです。複数のフィルターを切り替えて使用する際に、オプション料金などはかかりません。


痛みやダウンタイムに不安がある場合

セレックVは直後にメイクをして帰宅可能であり基本的にダウンタイムの少ない治療です。痛みも少なく、通常麻酔は不要です。真っ赤になる治療や痛みに不安が強い方、美容治療の経験が少ない方にもお勧めしやすい治療です。

ただし下記のようなケースでは、セレックVの治療は向いていないことがあります。

ピンポイントのシミ

お顔全体のお悩みではなく、1〜2個のシミだけを取りたいなどの場合には、全顔の治療であるセレックVはベストとは言い難いこともあります。 ご本人がシミと表現される皮疹には、実際にはシミ・イボ・アザなどさまざまな状態があります。診察の上で当院では適切な機器が無い場合はその旨をお伝えしています。


常に日焼けをされる方や、湿疹などの炎症による色素沈着が強い肌

照射される光は色調に反応するため、お肌の色調が濃い場合はヤケドなどのリスクが高まります。


ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)などアザの一種

皮膚の深い層には光治療の波長は届きにくくセレックVの効果はほとんど期待できません。レーザー治療が第一選択です。
※当院ではQ Switchレーザー/ピコレーザーの機器はありません。


太い血管拡張、血管腫

太い血管を消すような治療は、セレックVは得意ではありません。
※当院では、Vビームなど血管系レーザーの治療を行っていません。

治療の詳細

全顔の場合、クレンジング・洗顔から照射終了まで1時間近くかかります。ケミカルピーリングやケアシスS(エレクトロポレーション)の治療を併用する場合は1時間以上かかることもあります。お時間に余裕を持ってご予約をお願いします。

洗顔後、毎回院長がお肌を確認して波長や出力を決定しています。
全顔照射の場合は、毛穴や赤みなどお悩みのある部位にはフィルターを交換して重ねて照射を行います。※フィルターを重ねて使うことによりオプション料金は発生しません。
照射後は鎮静パック→保湿を行います。その後はパウダールームにてメイクを行っていただきます。スキンケア・UVカット製品は当院に用意していますが、ベースメイクやポイントメイクはご持参ください。

セレックVお勧めの治療間隔 約1ヶ月ごと
セレックVお勧めの治療回数 3~5回

肌状態やお悩みによって推奨される回数や頻度は異なります。基本的に最初の数回は1ヶ月に1回程度の頻度で治療を受け、その後は3-6ヶ月に1回程度の頻度でメンテナンスとして照射を行うことが多いです。

注意事項

施術中の反応

照射時の眩しさや軽い痛み
波長から目を守るプロテクターを使用していますが、特に目の近くでは眩しく感じることもあります。ご不安に感じる場合は遠慮なくお知らせください。
照射時の軽い痛み
セレックVは強い痛みを感じる治療ではありませんが、お肌状態によっては強く感じる場合もあります。出力などを検討しますので、遠慮なくお知らせください。

ダウンタイム・合併症・リスク

ダウンタイム
通常の場合、ダウンタイムはほぼありません。施術直後から通常のメイクをしてお帰りいただけます。 赤みの治療をしっかり行った場合、1〜数日程度赤みや火照りが出ることがあります。
治療後の注意点
シミへの反応として、1-2週間程度シミが濃くなるまたは薄いカサブタになることがあります。カサブタは擦って剥がさないようご注意ください。
ヤケド(ごく稀)
翌日も続く強い赤みや水疱形成が出た場合は必ず近日中に受診してください。
肝斑の出現・悪化
肝斑は光治療やレーザー治療の刺激で悪化する事が知られています。肝斑がある場合は波長や出力を調整していますが、悪化のリスクが高い場合は予防的に内服治療をお勧めします。

注意事項

当日のメイク(来院前)
・セレックV照射前のクレンジングと洗顔は重要です。日焼け止めだけだからとクレンジングを使用せず洗顔のみとすることはお勧めできません。
・日焼け止めの成分やメイクの色素などがお肌に残っていると、セレックVの光が反応してヤケドのリスクが高まります。施術を受ける当日の朝は落ちにくいラメなどのメイクは極力控えるようにしてください。
遮光の徹底
・施術前後の日焼けは厳禁です。日焼け後の炎症がある場合はもちろん、日常生活での紫外線暴露で肌の色調が濃くなっているような場合にも、セレックVでの合併症のリスクが上がります。
・屋外スポーツを定期的に行うなど遮光の徹底が難しい方は、シーズン中はエレクトロポレーションなど別の施術をお勧めします。
温熱刺激を避ける
・施術の当日は赤みほてりが出やすい状態です。サウナや長時間の入浴は控えてください。

料金

施術料金

一回の施術料金
全顔  27,500円
小鼻赤み 8,800円
口周りの脱毛 11,000円
全顔照射オプション:ケミカルピーリング 5,500円
全顔照射オプション:エレクトロポレーション(ケアシスS)  6,600円~

別途診察料がかかることあり。料金表のページ参照。

ご予約についてReserve

保険診療も予約優先当日30分前まで予約可

当院は「密にならない対策」として予約優先制としております。時間帯でのご予約をしていただく事で、院内での待ち時間の削減に努めています。
ご理解・ご協力のほどよろしくお願い致します。

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