ボトックスBotox

ボトックスBotox

こんなお悩みがある方にボトックスをおすすめします

  • 額・眉間・目尻のシワが気になる
  • エラの張りを解消して小顔になりたい

ボトックスとは

ボツリヌス菌が生成するボツリヌストキシン(毒素)を精製した薬剤ですが、細菌の成分が入っているわけではなく、感染を起こしたり体で菌が増えたりすることはありません。注射した部位の神経の働きを抑制して筋肉をゆるめる効果がある薬剤で、以前からまぶた・顔面の痙攣の治療薬として使われてきた実績があり、眼や顔面というデリケートな部分にも使うことができる比較的安全性の高い治療薬です。
美容領域では、表情じわを和らげる、筋肉の緊張を解いてシャープなラインにする(小顔ボトックス)、汗を抑える、といった治療に使われています。
効果の現れ方には個人差がありますが、一般的には注射して数日後に効果が現れはじめ、2週間後にピークとなり、3~6か月間効果が持続して、徐々に効果が消えていきます。効果が弱まってきたタイミングで再度治療を受けると、その効果を維持できます。
一定期間経過するとゆっくり元に戻るので、一度治療すると顔が固まって一生笑えない、といったことはありません。また時間とともに元に戻っていくとはいえ、筋肉の過緊張が治療により一旦緩むので、継続して打っていると治療の間隔が徐々に伸びていく事が多いです。
ボトックスは、表情を固めるような治療ではなく、本人が望まない『筋肉のクセをとる』治療とお考えください。
毎回注入する位置や量を調節し、一番自然でご自分らしいと思える表情になるよう、しっかりとコミュニケーションをとって治療を行います。また筋肉の量や薬剤への反応は個人差があるため、特に初回の患者様では少なめに打つこともあります。その際に反応が弱かった場合はリタッチ(追加)も行っております。

当院では◯単位で何円といった単位数での料金設定はしておりません。
料金ベースで使用料を決めてしまうと不十分な結果になることがあり、それを避けるために、医師が必要だと思う量を使用し反応を見てリタッチ(詳細は初回に説明いたします)を行っています。ご了承いただけますようお願い申し上げます。

ボトックスによる美容効果

シワ治療・若々しい印象に

シワをつくる部分の筋肉をゆるめて、シワを目立たなくする治療法です。老けて見える大きな原因になる表情ジワは、筋肉を動かすことで生じています。同じ表情を浮かべることでその表情をつくる筋肉がそのたびに緊張し、シワが深く刻まれ、数も増えてしまいます。表情ジワが深くなると溝の影がクッキリして目立つようになり、メイクがシワの部分でよれやすくなって、疲れて老けた印象を与えます。
シワをつくる筋肉にボトックスを注射することで、表情をつくる筋肉が過剰に緊張することがなくなり、皮膚にシワが寄らなくなってシワが改善します。
眉間や額のシワは、険しく厳しい印象を与えやすいため、こうしたシワを改善することで優しくおだやかで若々しい表情になる効果が期待できます。


額のボトックス

額は光を上から受けて横に長いしわの陰影が強調されやすく、目立ちやすい傾向があります。目を見開いたり驚いた表情をする時に額にシワがよりますが、深く刻まれてしまうとこれらの表情ではない時にもクッキリとシワが残り老けた印象を与えることがあります。また上まぶたの筋肉が衰えてくると、目を見開く時に眉毛を上に挙げるクセが強くなり、さらに額のシワが刻まれやすくなります。男女ともにこれらのシワを改善するのにボトックスは有用です。
ボトックスは、できたシワを和らげる効果だけでなく、軽度のうちに治療をはじめることで皮膚や深部にシワの癖がつかないようにする効果も期待でき、強いシワがついてしまう前の若い世代でも予防的に行うことも可能な治療です。表情の動きがより大きい欧米では、より若い時から行う人が多いようです。特に額では、皮膚の浅いところに細かく少量ずつ打つことで、額全体がつるんとした若々しい印象を与える効果も期待できます。


眉間のボトックス

眉間のシワは眉をひそめる時などに寄りますが、クセになると常に少しシワが寄っているような状態になります。表情を作る時だけシワが寄るのならよいのですが、常に眉間にシワがあるときつい表情に見えて、怖い・不機嫌という印象を与えがちです。
最近は初対面の人に会う際も常にマスクをしている状態が普通となりましたが、マスクを着けている顔では眉間〜額が占める割合は大きくなるため、例え口元が優しく微笑んでいても、不機嫌かのような印象を与える事もあります。眉間のシワを和らげることで、優しく温和な印象を与えます。


目尻

笑顔でできるシワなので、優しさや親しみやすい印象を与える事もあります。
当院では、目尻のシワは必ずしも治療が必要なシワではないと考えています。しかしメイクがシワに溜まるなど本人が気になってしまい、思い切り笑えないといったような場合には、ボトックスを少量注射する事でシワの程度を軽減する施術を行う事は可能です。ご本人としっかり相談し、シワが寄らないようにするのではなく寄り過ぎているのをほんの少し弱める、を念頭に治療を行います。


エラ・小顔効果

耳の下、エラ周辺には咬筋という発達した筋肉があります。咬筋が発達することでエラが張りだして顔が大きく見えるお悩みを感じている方、また食いしばる癖がありそれを歯科で指摘されている場合などでは、エラの部位にボトックスをうつことで発達し過ぎた筋肉を一時的に緩ませることが期待できます。ストレスが多い現在、無意識に歯を食いしばっている方は多く、スポーツなどを習慣的に行っている場合も咬筋が発達します。こうしたケースではボトックスによって咬筋をゆるめることでエラ周辺がスッキリして小顔効果を得られます。ただし、骨が張りだしているケースではボトックスによる小顔効果が期待できません。


ワキ汗

ワキ汗に対するボトックス治療は、シワに対する筋肉を緩める治療とは作用機序が異なります。ワキの皮膚に注射する事で、神経伝達物質の汗を出せという信号を抑え過剰な発汗が抑えられます。 細かくたくさん打つため痛みは多少ありますが、ごく細い針を使いしっかり冷却しながら行います。 通常4〜9ヶ月間の効果が期待できるため、1年に1〜2回特にワキ汗が気になる春夏シーズンの前に施術することで、日常生活を快適に過ごすことができます。

※「原発性腋窩多汗症」の方にはワキからの発汗を抑える塗り薬が健康保険の適用となっています。
通常の制汗剤とは全く違う機序の『医薬品』ですので、きちんと診断の上、使用上の注意をしっかり守って使う必要があります。
当院でも処方できますので、昔からワキ汗が多く日常生活で困ると感じている方は一度保険診療での診察を受けてください。

当院で導入しているボトックスについて

ボトックスを製造している医薬品メーカーは複数ありますが、当院では2009年に厚生労働省によって製造販売を認可された米国アラガン社の「ボトックスビスタ」を使用しています。「ボトックスビスタ」は、眉間のしわや目尻の表情じわの治療に使用できるA型ボツリヌス毒素製剤として唯一認可されている薬剤です。ボトックスという名称自体もアラガン社の登録商標であり、アラガン社以外で製造されたものはボトックスではありません。ボトックス注射としてアラガン社以外の製品を使っているクリニックもあると指摘されているため、治療を検討している場合は安全性を考慮して使用している薬剤を必ず確かめるようにしてください。

ボトックスによる反応について

当院ではボトックス後の反応についてもきめ細かくアフターフォローしています。気になる症状などがありましたら、遠慮なくご相談ください。

アレルギー

どのような物質に対してもアレルギー反応を起こす可能性はゼロではなくボトックスでもアレルギー反応を起こす可能性がありますが、報告はそう多くありません。もしこれまでにボトックスによるアレルギーと思われる症状を発症したことがある場合、ボトックス注射を受けることはできません。 アレルギーとは異なりますが、ボトックスに対しての中和抗体ができ、効果を感じなくなることがあります。大量を短期間の間に続けて注射すると抗体ができやすいと言われていますが、通常の顔面に使う量では頻度は高くありません。


痛み

極細の針を使用していますがチクッとする軽い痛みは生じます。また薬剤を注入する際に鈍い痛みがあります。
もともと注射が苦手な方や気分が悪くなる方は、必ず医師にその旨をお伝えください。


赤みや腫れ

注射で注入する量は少ないのですが、異物が入ってくるので赤みや腫れを生じる場合があります。ほとんどの場合には、問題なく治療後すぐにメイクしてご帰宅されますが、赤みや腫れ、痛み、内出血などがある場合にはご相談ください。きめ細かく医師が状態を確認し、適切な処置やフォローを行っています。


違和感

今まで過剰に使っていた筋肉の動きを弱めるため、違和感を感じる方もいます。この違和感の多くは最も作用が強く出る注射後2週間がピークとなり、その後徐々に気にならなくなっていきます。特に治療は要しません。
額や眉間の治療では、額やまぶたなど重い感じ、はりついたような感じ、時に頭痛などを感じる方もいます。
エラボトックスでは、噛む際に働く大きな筋肉である咬筋にボトックスが作用するため、口を大きく開ける際や硬いものを噛む際などに、噛みづらさや顎が疲れる感じを感じます。


眼瞼下垂

眉毛の上や額に注射を行った場合に起こる可能性があります。ボトックスの作用がまぶたを持ち上げる筋肉にまで及んでまぶたが下がり、目を開けにくくなります。これを避けるため、眉毛の上の筋肉に注射する際には注射位置に細かく注意をしています。もし眼瞼下垂が起こった場合も、通常に生活していると、ボトックスの作用が最大になる2週間程度をピークに徐々に戻っていきます。


眉毛下垂

額のしわを解消する注射の際に、ボトックスの作用が眉毛を持ち上げる筋肉にまで及んで、眉毛が下がります。眼瞼下垂をともなうケースもあります。眼瞼下垂同様、ボトックスの作用が最大になる2週間程度をピークに徐々に戻っていきます。

注意事項

所要時間
初診ではカウンセリングや説明も含めると約30分が目安です。実際の治療は5~10分程度です。
治療頻度
ボトックスの効果は、注入から数日から10日程度で現れはじめます。その後、3か月から半年程度持続し、やがて薄れていきます。持続期間は、しわの深さや位置、ボトックスに対する反応などで個人差があります。効果が薄れてきたら再度治療を受けていただくとよい状態を保つことができます。
ダウンタイム
基本的にダウンタイムは短く、直後〜数十分後まで続く注入部の赤み・腫れが主です。採血の針よりはるかに細い針の穴で、メイクも可能です。内出血を起こした場合でもメイクでカバーでき、ほとんどの場合1週間程度で改善します。
治療の痛み
極細の針を使用していますが、注射の際にチクッとした軽い痛みがあります。注入の際、まれに熱っぽさやヒリヒリとした感覚を生じるケースがありますが、すぐに解消します。
副作用・リスク
妊娠または妊娠している可能性のある方※、授乳中の方、過去にボツリヌス治療で気分不良や発疹など異常があった方
※男女ともにボトックス注射後は3ヶ月の避妊が必要です。
その他、薬剤そのものへのアレルギーなど。
スキンケア・メイク
当日から可能です。ただし、注入部位をこすらないように優しく洗ってください。
その他のご注意
当日の飲酒や激しい運動は控えます。
注射後1週間程度は、注入部位付近を強く押したり揉んだりしないよう注意してください。

ボトックスのよくある質問

ボトックスはどんな薬ですか?

米国のアラガン社が製造販売している薬剤で、当院では2009年に厚生労働省によって製造販売を認可された米国アラガン社の「ボトックスビスタ」を使用しています。A型ボツリヌス毒素から抽出した成分を精製してつくられており、美容だけでなく眼や顔などの疾患の治療ための薬剤としても世界中で使われています。


ボトックスではどんな治療を行っていますか?

当院では主に、眉間や額、目尻の表情じわ改善、エラの咬筋への注射によるくいしばりの改善や小顔効果、などの治療を行っています。


ボトックス注入後で腫れなどが起きないか心配です。

注入する部位や体質などによる個人差がありますが、まれに腫れを起こすことはあります。ただしほとんどの場合は翌日には気にならなくなります。通常、外から見た実際の腫れよりも、本人が感じる「腫れてるような重い感じ」の方が気になることが多いです。


ボトックスの注射を繰り返し行っても大丈夫ですか?

ボトックスはもともと、半年程度で効果が薄れて消える治療法です。筋肉の働きを一時的に弱めることで筋肉の発達が緩むので、数回うっていると徐々に効果の持続期間が長くなっていくこともあります。眉間を寄せてしまう、などのなくなって欲しい筋肉のクセがとれていないうちは、数ヶ月〜半年程度の感覚で継続治療することをおすすめします。十分に医師と相談し、希望に応じて行いますので、不安がございましたらお気軽にご相談ください。

料金

ボトックス料金(すべてアラガン社のボトックスビスタ)

目尻 19,800円(税込)
眉間 19,800円(税込)
おとがい 19,800円(税込)
額マイクロボトックス 55,000円(税込)
エラ(小顔ボトックス) 55,000円(税込)
額+眉間 58,300円(税込)
ワキ(50単位) 66,000円(税込)
ワキ(100単位) 88,000円(税込)

別途診察料がかかることあり。料金表のページ参照。

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