ポテンツァPotenza

ポテンツァpotenza

ポテンツァとは

ポテンツァは複数の機能を持つ機器で、ニキビ痕、赤ら顔、毛穴開き、たるみ、小ジワなど様々なお悩みに対する治療が可能です。針の本数や機能が異なる”チップ”と呼ばれる先端部を替えることで、目的に合わせた治療を行います。
ポテンツァは人気の治療で機器の名前を聞く機会は多いかもしれませんが、多機能であるが故に、何ができる機器なのか、自分はどの治療を受けたらいいか分かりにくい面もあります。
当院では、全部で5種類のメニューを準備しています。治療内容がわかりやすいように、メニュー名に『チップ名』と『主な治療対象』を入れました。
【注意】2024年現時点ではポテンツァの治療は、WEB予約ではなく口頭または電話での予約としております。

  1. ポテンツァCP【ニキビ痕】
  2. ポテンツァS【赤ら顔】
  3. ポテンツァA【ニキビ・小腫瘍】
  4. ポテンツァDIA【たるみ】
  5. ポテンツァSFA【小ジワ・毛穴】

まずポテンツァには、【針を刺す治療】【針を刺さない治療】があります。

針を刺す治療 チップ:CP/S/A

ポテンツァCP/S/Aチップでは、針を刺して針の先端部分からラジオ波(高周波)を出すことにより熱を発生させます。
適度な熱が真皮に加わることで真皮内の成分であるコラーゲン増生などの作用が期待できます。しかし表皮への過度な熱は熱傷や色素沈着のリスクとなります。そこで美肌治療で皮膚に熱を加える際、いかに表皮への影響を低く抑えつつ効率よく真皮に熱を加えられるかが重要です。
ポテンツァの針は、針の根元部分(刺さった時に皮膚表面と接する部分)はラジオ波が発生しない絶縁針となっています。この特殊な針の作りにより表皮のダメージを低く抑えつつ効率良い真皮への治療が可能となっています。
針を刺す治療には3種類のチップがあり、複数の針を高密度に刺すS/CPチップと1本針のAチップに分かれます。

ポテンツァCP 【ニキビ痕】

CPチップの治療は複数の作用によるニキビ痕や肌質の改善を目指す治療です。複数の針を高密度に刺してその傷が治る過程でのコラーゲン増生、ラジオ波での熱発生によるコラーゲン増生や赤みの軽減、さらにポテンツァ独自のドラッグデリバリー機能(針を刺して抜く際の圧力の切り替えで薬剤を皮膚内部に均等に導入)で更なるコラーゲン増生を目指します。導入にはポテンツァ専用のマックームという導入剤を用います。

頻度
4-8週間ごと
推奨回数
1回でも効果を感じることがありますが、3−5回程度繰り返すことでより高い効果を期待できます。
ダウンタイム
数日は赤みが残ります。小さなカサブタができてザラザラ感を感じることがあります。
マックーム(McCoom)とは?

マックームはPLLA(ポリ乳酸)製剤の一つです。PLLAは、溶ける糸や顔面注入用製剤などに使用されてきた成分で、肌の内部で数か月~約2年かけて分解されその間ずっとコラーゲン産生が促進されます。
PLLA製剤の合併症として肉芽腫(しこり)形成がありますが、マックームは粒子を細かくすることでそのリスクを大幅に減少させたポテンツァ専用の製剤です。CPチップを用いて導入を行います。


ポテンツァS 【赤ら顔】

SチップはCPチップ同様に、複数の針でラジオ波による熱を発生させる機能があります。CPチップと比べて、1本の針の中でのラジオ波を出す部分の割合が多く、より効果的に皮膚に熱を与えることができます。この熱により増生した血管の減少や皮脂腺の縮小させ、赤ら顔やニキビ痕の赤みの改善などの効果を期待できます。

頻度
4-8週間ごと
推奨回数
1回でも効果を感じることがありますが、3−5回程度繰り返すことでより高い効果を期待できます。
ダウンタイム
数日は赤みが残ります。小さなカサブタができてザラザラ感を感じることがあります。
※ポテンツァCP/Sチップの治療について

ポテンツァCP/Sチップの治療は、針を用いた医療行為です。痛みやダウンタイムもあり、「流行りの美容治療を受けてみる」という類の治療ではないと考えています。
肌質改善の他の治療として、当院ではダーマペンやセレックV(光治療)を行っています。ニキビ痕や毛穴に対するダーマペン治療、顔の赤みや酒さの赤ら顔に対するセレックVの治療を受けている方に対して、異なる作用を持つ治療の選択肢としてポテンツァを提案しています。もちろんこれらの治療を受けていない方でも、症状として適応がある場合は提案します。

初診当日での施術は承っておりません。必ず医師のカウンセリングにて適応を判断し効果や注意点を説明させていただいた上での施術予約となりますので、ご希望の方はまずは診察のご予約をお願いします。


ポテンツァA 【ニキビ・小腫瘍】

Aチップの治療は1本の針を刺し、針の先端から出るラジオ波の発生させる熱により皮脂腺を縮小させることができます。この作用により、治りにくい”しこり”ニキビへの縮小効果が期待できます。また脂腺増殖症の治療に関しては従来の炭酸ガスレーザー治療と比べてダウンタイムや効果などの点から非常に優れた治療として提案しています。

頻度
同部位に再度治療を行う場合は4週間程度空ける
推奨回数
1回でも効果を感じることがありますが、3回程度繰り返すことでより高い効果を期待できます。
ダウンタイム
部分的な治療であるため、お顔全体のダウンタイムはありません。一時的な腫れ赤み、ニキビ治療を行った場合は、翌日などに溶けた皮脂や膿が排出されることがあります。
脂腺増殖症とは?

脂腺増殖症とは中年以降に顔面にできることが多い、皮脂を作る脂腺が過剰に増えてできる皮膚腫瘍です。数ミリ程度の大きさで、大きいものだと真ん中が少し凹んだような赤〜黄色っぽいできものです。最初はニキビかな?と思っていたけれど1-2年経っても治らず目立ってきた、と受診される方が多いです。良性の腫瘍で放っておいても悪い影響はありませんが、目立ってくると除去を希望する方が多いです。
今までは炭酸ガスレーザーで除去していましたが、脂腺増殖症は、しっかり深くまで除去すると瘢痕(キズアト)が残りやすく浅めに除去すると再生しやすい、という特徴がありなかなか治療が難しい腫瘍でした。ポテンツァAチップの治療では、皮膚表面への影響は最小限に抑えつつ高周波により増殖した脂腺を縮小させることが可能です。治療直後に腫瘍の縮小を認めることもあります。施術後のケアもほぼ不要であり、炭酸ガスレーザーによる腫瘍の除去と比べてはるかにダウンタイムの少ない治療が可能となったため、この腫瘍に対する治療は現在ポテンツァAチップによる治療で対応しています。

針を刺さない治療 チップ:DIAMOND/SFA

ポテンツァには、針のついていない2種類のチップ(DIAMOND、SFA)があります。これらのチップでは主にラジオ波による熱発生を利用して、たるみや小ジワなどエイジング肌の治療に使います。

ポテンツァDIA 【たるみ】

DIAMONDチップは、チップ表面から単極・双極の2タイプのラジオ波が出ることにより、皮膚のやや深いところに熱を与え肌全体を引き締めます。頬〜フェイスライン〜首の皮膚のたるみをマイルドに引き締めます。施術直後の赤みや熱感はありますが、ダウンタイムはほぼありません。痛みもほぼ無い〜軽度で、麻酔の必要はありません。直後にメイク可能です。
HIFUとは全く異なる治療で、神経損傷などのリスクはほぼありません。またHIFUのような皮下組織を引き締める治療ではありません。

頻度
4週間程度は間隔を空ける
推奨回数
たるみが気になった時に適宜
ダウンタイム
一時的に赤みが出ることがあります。直後にメイクが可能です。

ポテンツァSFA 【毛穴・小ジワ】

SFAチップの治療は、鈍針(刺す痛みや出血はありません)の突起から点状にラジオ波が出て皮膚の表面を引き締めます。目の周りの小ジワ、鼻や頬の毛穴の引き締めの効果が期待できます。ビリっとした痛みがありますが、麻酔不要です。

頻度
4週間ごと
推奨回数
4~5回
ダウンタイム
数日〜1週間程度の点状のカサブタ、ザラザラ感

治療の流れ

ポテンツァCP 【ニキビ痕】・ポテンツァS 【赤ら顔】

局所麻酔
洗顔してから、顔全体に麻酔クリームを塗布します。
麻酔の拭き取り
ポテンツァCP/Sは治療時間が長くなり、最初に全てを拭き取ってしまうと、最後に施術する部位では痛みを感じやすくなります。当院では麻酔クリームを施術部位ごとに拭き取ることで、施術の最後までできる限り麻酔が効いた状態で施術が行えるよう配慮しています。
施術
針を刺して高周波を照射(CPチップの治療では、マックームの導入も同時に行われます)を順に行います。ポテンツァには部位ごとに適した高周波の出力や針を刺す深さの基本設定があります。当院では基本設定に加えて、悩み部位に対して、①照射回数②ラジオ波の出力の強弱③針を指す深さ、とお悩みに合わせてそれぞれを適宜調整をすることで、できる限り少ない施術回数でより高い効果を出せるよう努めています。
※ポテンツァの治療では「◯◯ショットお約束!」という宣伝もあるようですが、ショット数が多ければ良いとは考えていません。前述の通り、部位により重ねるショット数を増やしたり適宜調整をしております。ポテンツァ特にCP/Sチップの治療は侵襲的な治療であり、医学的な根拠により治療手順を決めるべきものと考えています。「◯◯ショット打って欲しい」というご要望にはお応えできかねます。ご了承ください。
保湿
軽く鎮静してからメイクなどはせずそのまま帰宅していただきます。当日の夜の保湿には、施術後のお肌にも安心して使用できるフェイスマスク(当日分をお渡ししています)をお使いください。

ポテンツァA 【ニキビ・小腫瘍】

事前診察
ポテンツァAチップの治療が適切な症状であると判断した場合に医師から提案します。
施術
局所麻酔は不要です。1個のニキビや腫瘍に対し、針を刺して照射を複数回行います。1回の照射時間は1秒以下です。
部分的な治療であるため、目立つダウンタイムや当日の制限はあまりありません。

ポテンツァDIA 【たるみ】

施術
洗顔してお顔に専用のオイルを塗布します。針を刺す治療ではないため、麻酔は不要です。
たるみの出やすい部位、頬(頬の骨より下)〜アゴ下〜首まで照射を行います。治療範囲によって、300ショット、500ショットの照射が選べます。施術時間は15〜20分程度です。施術後はメイクして帰宅可能です。

ポテンツァSFA 【毛穴・小ジワ】

施術
メイクを落として施術を行います。ビリッとした軽い痛みはありますが、麻酔は不要です。治療の範囲にもよりますが、施術は数分で終了します。数日〜1週間程度、点状のカサブタができてザラザラした手触りになります。

ポテンツァ治療の料金

ポテンツァCP 【ニキビ痕】

一回の施術料金
顔全体 99,000円
眉毛から下 88,000円
EGFシートマスク(当日分はお渡し) 1枚 1,430円

ポテンツァS 【赤ら顔】

一回の施術料金
顔全体 66,000円
眉毛から下 55,000円
鼻・頬上部・こめかみ 44,000円
EGFシートマスク(当日分はお渡し) 1枚 1,430円

ポテンツァA 【ニキビ・小腫瘍】

一回の施術料金
腫瘍の個数が1〜4個 17,600円
腫瘍の個数が5個以上(10個まで) 4,400円/個

ポテンツァDIA 【たるみ】

一回の施術料金
DIA300 範囲の目安:ほほ全体 33,000円
DIA500 範囲の目安:ほほ全体+アゴ下 49,500円

ポテンツァSFA 【毛穴・小ジワ】

一回の施術料金
現在、準備中

別途診察料がかかることあり。料金表のページ参照。

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